冬に裸でお参りしたら死にかけた件

 

しなー
どうも、しなーです!

 

裸まつり。

それは、汚い男たちが、汚いその体を曝け出しながら無様に祭りを盛り上げるという、マジで誰得だよ……っていうイベント。

汚いおっさん達が汚い汗をまき散らし、不快な臭いと熱気を振り撒く、何故やるのかがマジでわからないイベント。

誰が、その存在を喜ぶのでしょうか。

一体全体、誰がその低俗な行事を楽しむのでしょうか。

楽しみ方も存在も、意義すらも理解が出来ない。

しかも、某宮城県にはそれを冬にやるっていうクソなイベントがあるらしいのです。

冬に、裸で、祭りに出るのです。そんな拷問イベントがあるらしいのです。

 

馬鹿だ。心底馬鹿だ。

 

まず裸でお祭りに参加するという時点で本気で意味が分からないというのに、それをわざわざ冬にやるなんて、正気の沙汰とは思えません。

祭りで裸になる意味がまずわかんないのに、それを冬にやるですって?

コート着込んで、暖かいコーヒーを飲んでもなお寒い冬の日に、裸になるですって?

気が違ってます。本気で頭がどうかしてるとしか言いようがありません。

誰がやるのか。そんな天国への階段を三段跳びで上るような行為を、どこの馬鹿がやるというのか。

理解が出来ない。そんなことやる奴、本当に同じ人間とは思えない。

インドアオタクな僕としては絶対にノーセンキュー。

絶対に関わりたくはない。マジで絶対にやりたくない。

そう、思っていたというのに。

 

参加させられちゃったよね。裸参り。

目次

どんと祭というものがある

どんと祭とは

神社の境内などで正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願する祭。

wikiより引用

つまりは家にある行き場を失った正月飾りを燃やすお祭りがどんと祭になります。

普通正月飾りとか神棚に添えているサムシングとかって、簡単には燃やしにくいですよね?

そんな捨てにくい、神様が宿っていそうなものを燃やす祭りがこのどんと祭です。

その中の行事の一つに、裸参りというクソなものがある

正月飾りを燃やすだけなら、全く僕もこの祭りを否定はしないのですが、なんとこの祭り、

裸で参拝するんだそうです。

……。……。……?

何処か違和感を感じますが、裸で参拝するんだそうです。

正月飾りを燃やすということからも分かる通り、この祭りが開かれるのは冬です。

しかも真冬。11月とかの冬なのか秋なのか良く分からない時期じゃなく、完全に冬真っ盛りにこの祭りは開かれます。

温度が氷点下に触れるか否かぐらいのクッソ寒い中、裸で数キロを歩き続け、参拝するのです。

……???

え、冬に裸で???

何してん?

いや寒いじゃん、冬に裸とか。

死ぬじゃんそんな格好してたら。

ちょっとそんなことをする思考回路が理解出来ないですが、寒中水泳とかと同じ考え方なんでしょうか?

こんなことをやって何の意味があるんだ……と心の底から軽蔑しますが、参加するもの好きが一定数この世には存在するみたいです。

それが地銀マンなんだけどね!!!!!!!!

裸参りスタート。まずは裸に

まずはこんな格好になります。

身に付けられるものは

  • 鉢巻
  • さらし
  • 股引(半ズボンタイプ)
  • 足袋
  • 提灯

のみです。

それ以外は身に付けることが許されません。

しかも喋ることが許されないので、口には変な紙を咥えさせられます。

唯一の頼りは提灯。

奴の温かさのみが僕らの寒さを和らげてくれる唯一の癒しです。

知ってるか皆……ろうそくの火って、意外に暖かいんだぜ……。

裸になったら最後。極寒の中、神社まで数キロ歩き続ける

提灯のほのかな温かさを頼りに、数キロの道のりを極寒の中、歩き続けます。

雪が降ってようが、風が吹いてようがお構いなし。

とにかく長い距離を、極寒に耐えながら歩き続けなければならないのです。

次第に襲い来る寒さと、股関節に走る強烈な痛み

喋ることも、列を乱すことも、企業の名を汚すことも許されず延々寒さに耐えながら歩き続ける我々。

寒さに耐えながら歩き続けていると、次第に意識が朦朧として来ます

いったいなぜ我々はここにいるのか?

なぜ我々は裸なのか?

どうしてこんな寒さに耐えなければいけないのか?

そもそも何故僕はこの企業に入ってしまったのか?

そんなことを思い企業を呪いながらゴールを目指して歩いていくと、次第に股関節に違和感が走り始めます。

しなー
あれ?なんか関節の動きがぎこちなく……?

 

最初はただ動きがぎこちなくなったな、と思うだけなのですが、歩き始めて15分もしてくると、その違和感は次第に形を帯びてきます。

そう、激痛という形を。

一歩歩くごとに凄惨な痛みを主張し始める僕の股関節

「どうも、貴方を殺しに来ました!」とでも言わんばかりの痛さ。

軟骨が擦り切れるかのような、股関節がいつか外れてしまうのではないだろうか?そんなことを思わせるほどの激痛。

極限まで寒くなると股関節が激痛を主張し始めるという一生理解しなくてもよかった事実を認識しながら、終わりの見えない道をひたすらに前に進んでいきます

この裸参り、何がやばいって寒さもやばいんですが、その副産物であるこの股関節の痛みが本当にひどい。

この痛みさえなければ良いんですが、寒さと痛みは一心同体。逃れる術はありませんでした。

到着からの参拝。そして40分間に渡る放置

トータル30分以上を歩きとおし、ようやく神社に到着する我々。

神社特有の急で無駄に段数の多い階段を、股関節に針でも刺されたかのごとき痛みに耐えながら登っていきます。

その後裸のままお参りをして、少しの日本酒を飲んで体をあっためるのですが、本当の地獄はこれからでした。

なんと我々、

 

裸のまま極寒の地に40分以上放置されます。

 

上手くやればアニメ2話分が見れてしまう程の時間。

1.5倍で再生すればマミさんがマミられるぐらいの時間、我々は極寒の中に放置されるのです。

理由としては、少し早く着き過ぎた、という、時間管理の甘さによるクソなミス。

ちょっと待ってくれ、と思うも、時間こそ人間がどうしようもない事象の象徴と言っても過言ではありません。

人事業務課に怨嗟の声を漏らすも、時間という偉大なる壁には通用せず。

提灯に残る僅かな温かみを頼りに、時間まで裸のまま放置され続けました。

この時間がね、一番つらかった。

着火する正月飾り達

裸で待つこと40分。

ようやく待望の着火が始まります。

4~5メートルぐらいに積み上げられた正月飾り+etc達に炎が付けられると、一瞬にして上の画像ぐらいまで燃え上がります

見事なまでに燃えるわ燃えるわ。

イ〇ダハヤトが可愛いぐらいの大炎上。

炎という存在の偉大さと恐怖を一瞬で思い知らされる体験でした。

そしてその炎の回りを回る僕たち(当然裸)

そしてこの祭りの締めと言わんばかりに、

 

この炎の回りを回らされます。当然裸で。

 

2~3メートルは離れたところをくるくる円状に回る訳なんですが、これがあっついんだわ。

本当に下手したら火傷するぐらいには熱いです。

冗談抜きでその場で五秒動かずにいたらガチで火傷します。

そんな中を裸で回る我々。もうね、本当にキチガイ。

しかもその炎を回るとき、何故か知らないですが服を着た一般人も僕らと一緒にその炎を回るんですよ。

そして奴ら、熱いからって僕らを盾にしてきやがるんですよ。

ふっざけんな馬鹿!僕らの方が熱いわ!

炎に対して同じ側を向けていると本当に火傷をしてしまうので、くるくる回転しながら円を描いて炎の回りを回っていく我々。

あの図は、本当に滑稽だったと思う。

でもね。僕らは自分の身を守るのにガチだったんだよ……。

そしてやっと帰れる!……と思ったら待ち受けるは飲み会

 

 

 

 

 

もう死んでくれ。

 

 

 

 

 

 

まとめ:地銀はやはりクソ

裸参りとか、何故する意味があるのか。

その問いに答えてくれる奴はいないけれども、一つだけ、絶対的な結論が僕の中にはあります。

それはね。

 

こんなクソ行事に参加させる地銀はね、やっぱりクソだよ……。

 

本当に命にかかわりかねない行事なので、この行事は是非廃止しましょうよ……。

 

 

 

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