色々あって、無職になってしまった。
詳細は↓を参照して欲しい。
いやはや、まさか私が無職になどなるとは……想像だにしなかった事態。
とは言えこれだけブラック企業が跋扈し、理不尽なアレコレがまかり通る時代。
一方で、昔ほど転職・退職への抵抗は少ない。クソみたいな環境から、その気にさえなれば簡単に抜け出せる時代。
そんな令和の時代においては、案外簡単に無職になってしまう……のかも知れない。(無論、自分が望まずともリストラなどに遭うことも考えられる)
そこで今回は無職になると何が起こるのか、突然無職になる選択を下した私が見たことをまとめてみた。
とりあえず重要なのは、無職になろうが取られる金は取られるってことだ。
目次
①自分で保険や年金に入らないといけなくなる
これを見ている人で、カゼだの花粉だので病院にかかったら5~6千円とられた……なんて人はいないと思う。せいぜい1000円ちょいくらいだろう。
このように「軽い症状であれば、余程金欠でも病院に行ける」状態を成立させているのが、皆さんや皆さんのご家族が働く職場の「健康保険」だ。
各事業所の健康保険にかかる保険料は、給料から天引きされるのが基本。在職中は気にしなくてもよい。
ところが無職になると「属する事業所」が無くなってしまう。
なので、以下の手続きが考えられる。
- 国民健康保険への加入
- 前の勤務先の健保に継続加入
- 家族の扶養に入る
1は比較的オーソドックス。
前職の保険証と引き換えに入手できるであろう「保険資格喪失証明書」を持参し、各市区町村の窓口に行けばOK。
手続きは退職から14日以内に行うよう決まっている。最悪多少は遅れても大丈夫らしいが、保険料の算出は退職の翌日から開始されるので注意。
というより、早く行かないと風邪で病院に行った結果wwwwwww 5000円以上取られたンゴ……ンゴ……とかなりかねないから早めに行って。
2という方法もある。
退職から20日以内に所定の手続きを取れば、「任意継続被保険者制度」なるものを使える。
ただし保険料が勤務していた頃の倍くらいになるらしく、正当な理由が無い限り1日でも申請が遅れた瞬間NG。
あとこれを読んでる皆様方の中に2年以上無職でも構わないなんて怠惰な輩はいないだろうが、一応言っておくと最長2年間の縛りがある。
いずれにしろ、1か2の場合無職だろうが何だろうが自分で金をどうにかするしか無いし、自分で手続きをする他無くなる。
図らずも、職場に守られていたことを実感する場面でもある。
だが、3と言う方法もある。
もしご両親やご兄弟、または奥さんや旦那さんなどの配偶者が在職中なら、その家族の扶養に入ってしまうという方法がある。
そうすれば自分で金を払わずに、保険に入るというスネかじりorヒモになってお得な状態に持っていくことも可能。
ただし条件は厳しく、
- 自分の退職時まで合計の年収が130万円未満
- 扶養する家族の年収が自分の倍以上
等は必要らしい。まあ、世の中甘くはない。
ちなみに俺は3で親父の扶養に入ろうとしたら無理だったので1にします
さて同様の手続きは、俺ら若い世代からすれば貰えるのかも分からない年金なるものに支払われる年金保険料でも発生する。
こちらも14日以内の手続きが必要な上、健康保険と異なり「前の職場経由で支払い」というのができないので注意。(ワンチャン家族の扶養に入って支払免除を受けることは可能。ただし条件は健保と同じくらい厳しい)
また住民税も天引きから自分での払い込みになる他、年内の再就職ができないと自ら確定申告を実施して所得税の還付を受ける必要がある。
長くなってきたので要点をまとめると、
- 無職になると、会社に丸投げしていた公的な支払いを自分でやらないといけない
- ↑への切り替えに当たっては、自分で色々手続きしないといけない
といったところか。
➁実家に戻る必要があるかも
もしあなたが実家より遠方に住んでおり、一人暮らしを維持するだけの貯金等が無い場合。
あるいは住んでいるのが会社の寮やら借り上げ社宅だった場合。
実家への帰還となる可能性が高い。
大変幸運にも私は前の職場のクソさを両親が理解してくれたので、喧嘩等にはならず。
またご近所の方もある程度事情を知ってくれていたらしく、特段白い目で見られてもいない。(今のところだが)
とは言え……一人暮らししていた所から親に面倒を見てもらったり、他の市民が働いているであろうところ家にいたりするのは、意外とメンタルにくる。
てな話をちょっと前まで退職してフリーターをしていた友人に話したところ、
「もうそれはしょうがないから割り切って、使えるものは使おうくらいの勢いでいくしかない」
との言葉を頂いた。なるほど。まあ、確かに辞めちまった以上どうしようもない。
無職になるに当たっては、ある種の割り切りと、周囲への感謝を持つことが大事だ。
③時間が余りまくる
考えれば一発で分かるだろうが、週5日合計40時間以上の拘束が消滅してしまうのである。
時間はま~~~~~余る。
ので、有効に活用したいところ。
活用例としては、こんなところか?
転職活動
まあこれがメインだろう。
もしあなた20~30代くらいとかなら、いつまでも無職でいるワケにもいかない。
私も転職サイトのエージェントと定期的に連絡を取りつつ、職務経歴書の作成やら求人への応募をやっている最中である。
エージェントについてもらえれば、書類の添削・面接対策等を実施してくれるなどかなりのサポートを受けられる。
そういった意味では新卒よりもやりやすい部分は存在する……かも? (決まってない以上やたらのことは言えない)
勉強
転職活動にも関わるかも知れないが、資格等の勉強はしておいて損は無かろう。
TOEIC、MOS、Iパス、etc……
世の中には、色々な資格がある。
「資格ばっか取ってもしょうがなくね?」との声もあるが、私のようにロクなスキルも付けないまま無職になったペーペー野郎でも同じことが言えるだろうか?
少なくとも転職先に「私は〇〇の資格を持っているので、これについては知っています。そして御社の業務でこーゆー風に知識を活かせるはずです」と言えるチャンスは生まれる。
あなたの転職希望先が、専門知識を要求される職場ならなおさらだ。
有り余る時間を使って、次の職場に向けた学習をしようではないか。
……まあ、これは殆ど当サイト管理人の受け売りなんだけどな。とは言え、重要なので書いておく。
それに、学生じゃなくなった今勉強できる時間なんてそうそう見つかるものでもない。
資格とかそういうのを抜きに何か学びたいことを見つけて、自らの教養を高めるチャンスでもあるはずだ。
アルバイト
一旦社会に出ておきながら親の金で生きる……というのは正直抵抗がある。
しかし序盤でウダウダ書いた通り、無職として生きるのにも金は必要。
とは言え貯金も大して無い……となれば、働くしかない。
無職期間が長引かなくとも、短期でOK・単発でOKなバイトも結構ある。
そうした所に応募して、最低限の収入は自分で得よう。
ただし、「思ったより無職期間が長引くので失業保険を使いたい……」という場合は要注意。
バイト禁止の待期期間や、収入の報告等細かい取り決めがあるので要チェック。
運動
近くにジムでもあるなら、通ってみよう。
運動したくても、労働がアレ過ぎてできていなかった人も少なくないはず。
時間が有り余ってる今こそ、運動によって健康を手に入れるチャンスではないのか?
退職するや否や夕方に起きて朝寝る、とかいうゴミみてえな生活でもしてない限り営業時間に間に合いません……なんて事態は考えにくい。(24時間営業の所もあるしね)
無職たち。今こそ、シェイプアップとトレーニングの時間だ。
ビルに幽閉されてもやしと化した労働者と、鍛え上げられ、何キロのダンベルだろうが軽々持ち上げられる無職。
どちらがカッコイイだろうか? いや働けよってかジム入るのも金かかるやん
遊ぶ
いや、なんだかんだ重要っすよ。
前職がウルトラブラックで労働と睡眠で1週間終わってたなら、なおさら。
例えば、旅行に行くのもいい。
かくいう私は退職代行を使った2日後に諏訪湖畔で温泉に浸かり、その翌日福岡で長浜ラーメンともつ鍋を平らげ、そして翌日には福岡で開催されたライブに行っちゃってたりする。
だけどやはり貯金とかがあるなら海外だろう。
金と時間が無ければいけないようなヨーロッパとかだって、今なら行けるはず。ちなみに俺は貯金がカス程度しかないので無理そう
無職だからできる遊びも、たくさんあるはず。
そうした遊びの一つひとつが、あなたの人生に彩りや豊かさをもたらしてくれるかも知れない。
そう考えれば、生まれた時間で遊ぶのは決してムダでは無い。
ただ……
金には気を付けろ。あっちゅう間に無くなるぞ。
あと転職活動とかもおろそかにしないように。
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